危なげなし

 ホークス4連勝で日本一。めでたい。始まる前は和田先発ということで、速い球の打てない巨人打線に唯一つけ入られる隙があると思っていた。初回こそ確かに心配だったが、1点で抑えてその裏あっさり柳田のホームランで逆点。さらに2回に甲斐のホームランで突き放す。見ていて笑いが止まらない。激弱の巨人を見るのはこの上なく楽しい。和田を2回で降板させたのもよかった。巨人のピッチャーは名も知らぬ者ばかりで、顔を見ただけで今村にしても今日の畠にしても簡単に打てる気がしてくる。本気で勝つ気があるようにも思えない投手陣である。今日出てきた164キロの速球ピッチャーは凄かったが、使いみちがないというか、1回嵐の過ぎ去るのを待てば次は打てるピッチャーが出てくる感じがあって脅威とはならなかった。まあ、もっとうまく使えた気もするが。それにしてもポンコツ中島を使い続け、パリーグを知る炭谷を使わない原采配とやらは、滑稽の極致で笑わせて貰った。まあ、選手層の薄さと言ってしまえばそれまでだが、ホークスは育てて厚くしてきたわけだから、金満球団として言い訳はできないだろう。というか、もはや球界の盟主ソフトバンクであり、実力のある球団はパリーグにあるのだ。たまに見る機会があるセリーグの試合はちまちまとしてつまらない試合が多いのに対し、パリーグの試合は格別に面白い。最下位のオリックスにも見たいと思う選手は少なくないが、巨人は眠たい顔の岡本はじめ花のない選手ばかりで、よくこんなチームを応援する気になるなと、巨人ファンを哀れに思う。