八月一日(水)晴 昨夜筒井清忠著『近衞文麿』読了。余の抱きゐたりし疑問に答ふる書にて、戦前の文麿の人気から戦後の糾弾に至る背景をほぼ理解す。文麿の依つて立つ新渡戸稲造流の教養主義が、その本質からしてマルクス主義や国家主義と言つた原理主義に反…
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