九月二十一日(金)晴 昨日古裂會からの封書と倶に書籍小包も届いてゐた。其れは日夏耽之介の『荷風文學』で昭和二十五年刊行の古書である。戰後の本なのだが紙質が一定でなかつたり、焼けや染みも結構ある上、もともと左程造本に凝つたものではなかつたのは…
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