徳田に会ふ

五月二十五日(金)晴後陰
七時半起床。「あまちゃん」を観る。二人の女の子は可愛いいし面白い。臨書の後朝食。さらに圖書館に行き三冊を借りて歸る。『君台観左右帳記の総合研究』は大部の一冊であつた。其れから六月の京都旅行の予約を為し、入浴、晝食の後外出。三時より一如庵にて尺八稽古。終つてから新宿経由で京王線千歳烏山驛に向かふ。五時半過ぎに着き、中學三年の時のクラス會に参加。先生含め十名の小規模ながら、徳田とマドンナ加藤眞弓、そして元カノ奈稲美、そしてトミケンといふ會ひたかつた連中は皆揃ひ、十時過ぎまで話が弾んだ。夢で繰返し出會ひながらずつと會へずにゐた徳田と、やつと會へた。二十七年振りの再會である。徳田は徳田であつた。懐かしくも楽しい。某出版社の取締役廣告宣傳本部長をしてゐるといふ。見た目は変はらないのに偉くなつたものだ。出て良かつた。加藤眞弓の気品ある美しさや奈稲美の相変はらずの親しみやすさに接して、思春期並びに二十代に置き去りにされたものを取り返したやうな氣になつた。十二時過ぎ歸宅。