名古屋往復

七月二十一日(木)雨後陰
朝から涼しい。八時半出社し十一時まで仕事をし、其れから新幹線で名古屋に赴く。二時半から香料提出を行ひ、其の後とんぼ帰り。寝不足もあつて疲労が溜まり、しかも涼しいので久しぶりに風呂を沸かして入る。名古屋には八月に休みを取つて出掛ける予定があり、営業の若い者にお勧めの店などを聞く。名古屋コーチンとひつまぶしは何としても食べたいが、味噌カツや煮込みうどんを食べたいとは思はない。きしめんは機会があれば食べてもいい。食文化に端的に現れるやうに、名古屋といふのは中々不思議な極端さのあるところで、芸事は何につけ盛んだし、実際志野流の家元は名古屋にある。滅多にわざわざ探訪することのない都市だが、調べるとそれなりに面白さうなところは多く楽しみである。