両家会食

一月二十一日(土)雨
朝から掃除の後十一時半に車で出で大船に往く。余は笠間口改札にて両親を迎へ、N子は南改札にてその両親を迎へる。余は車にて二人を連れ、N子はタクシーに岳父母を載せそれぞれ九つ井に行く。離れにて両家の親同士の初顔合はせの会食也。両家とも気取らぬ気さくな家風なればすぐに打ち解け終始和やかに食す。百合根茶巾、芽キヤベツ金山寺みそ、のし梅と大根の鳴門巻など、鄙には稀な気の利いた料理にて美味を堪能す。
食後再び余の車とタクシーに分かれ嶺庵に連れ来る。からすみと熱燗を二人の父に出し、さらに皆に抹茶和菓子を呈し歓談尽きることなし。特に余の父は酒が入つて舌の滑りが良くなつたか独特のとぼけた口調で人を笑はせること殆ど噺家の如くなり。五時両親を車で三鷹まで送り届け、戻つて八時過ぎ岳父母を大船まで送る。賑やかな一日也。