東京を歩く 二

二月二十四日(火)晴
夕刻墨田区福神橋近くにて業務の所用を済まし、徒歩錦糸町迄歩く。ほぼ一驛分に過ぎず道も平坦だが、これもまた山の手と並ぶ東京東部の典型的な地形である。山の手が坂なら下町は橋が多い。途上亀戸天神を詣で梅を観る。満開ではないものの境内の各種の梅花を愛でるも、此の兩三日花粉の飛散が激しさを増しマスクを外して香りを樂しむこと能はず、殘念であつた。