酩酊

四月一日(日)晴
七時半起床し、朝食入浴の後午前中は書斎にて雑事。昼過ぎ義理の妹夫婦来訪。義妹のK子は既に何度か来てゐるが、其の夫のM氏は初めてなれば書斎飄眇亭と嶺庵を案内す。其の後リビングにて会食。義弟は甲子園夏の大会の優勝ビツチヤーにして、我が早稲田大学の後輩也。高校時代の肩の酷使が祟つて大学に入るとすぐに選手生命が断たれたといふ。今は名門オリンパスに勤めるサラリーマンで、モデルやレースクイーンなどをしてゐた義妹がカメラの展示会にコンパニオンとして来て知り合つて結婚したらしい。此の義弟と野球の話から始まつて、酒を酌み交はしつつ楽しく飲み喋つてゐるうち調子に乗つたかいつしか酩酊し、気がついた時にはソフアの上で寝てをり、しかも最初其れが寝室だと思つて何故寝てゐるのか理解できない有様。すでに客は帰り、何も食べる気にもなれず本当に寝室に移動して眠ると、次に目が覚めた時には既に夜中の十一時過ぎであつた。そんなに飲んだつもりもないのに完全に記憶が飛んでゐる。今後は少し自重すべきであらう。