脱稿

九月二十三日(日)雨
午前原稿の手直し。晝前家人と車にて出で茶の稽古に赴く。余は初めて濃茶の点前をやる。夕刻歸宅し再び原稿に向かふ。夕食後竟に脱稿。早速メールにて送付。何だか一寸氣が抜けたやうになる。執筆中は終へたらあれもしやうこれもやりたいと思つてゐたのに、脱稿したら脱力もして、本を讀む氣も書道をやる氣も失せてしまつた。急に涼しくなつたのも影響してゐるかも知れぬ。やはり暑い方が好きなのである。