梅雨日和

五月三十日(木)陰時々雨
梅雨らしい天氣が續いてゐる。紫陽花の花も咲き始め、室内の湿気と乾き切らない洗濯物の匂ひが爽やかな五月の終りを告げてゐるかのやうだ。下條信輔著『<意識>とは何だらうか』讀了。先日讀み終へた前野隆司著『脳はなぜ「心」を作つたのか』とともに、意識と脳や身体、そして環境との關連が少しづつ理解できるやうになつた。さうして理解し始めたものは、結局のところ禅や、引いては佛教の教への範疇に入ることのやうにも思へるのだ。そんな事もあつて夜久しぶりに坐禅。又、此の日先日のクラス會で再會した恩師に礼状を認む。