会社で仲良くしていた、というよりわたしが可愛がっていた若い女の子たちが次々とわたしのそばを去っていく。この2～3年のうちに、2015年入社がふたり（OちゃんとK）、16年入社がひとり（Fさん）、退社して転職していった。そして13年入社でこのところ一番仲のよかったIさんがこの度退社することとなり、さらに、15年入社で一番飲みに行く機会の多かったMさんが3月から大阪支店に転勤となったのである。
転職組も皆優秀でやる気のある可愛い娘ばかりであったので、旧態依然で覇気のないこの会社を去るのは仕方のないことだとは思うのだが、それでも彼女たちとランチに一緒に行ったり、飲みに行ったりができなくなるのは実に寂しいものである。その少し前の世代の女性たちは、皆ママになっていて、飲みに行くのもなかなか難しいので、男友達の少ないわたしは、ますます社内で孤独をかこつより他はなくなるのである。それにしても、わたしと仲良くするから辞めていくということでないといいのだが。
