疲労困憊

五月八日(火)晴後陰
退社後横浜に赴き社内の人間五人での飲み会に参加。滅多にないことでもあり義理もあるから出たものの、噛み合はない会話に疲れ切る。酔ひが回つて耳が遠くなるのか、もともと人の話を聞いてゐないのか、質問には答へず、一方では片言を取り違へて話がズレ続け、勘違ひのままお互ひ違ふことで笑ひ合ふ幸せな人たちを見てゐると此方は酔ひも醒めて來る。話題の交通整理、言ひたいことを分かりやすく翻訳して他に伝へるなどして疲労甚だし。躑躅の花が夜目にも鮮やかに香り立つ涼しい夜道を歩いて十時半過ぎ帰宅。まあ、一緒に居たのは嫌ひな人たちではないから、たまには好しとしやう。