双眼鏡

九月二十二日(日)晴
三時まで執筆。その後図書館に寄った後町田に行き茶の湯稽古。夕飯を倶にして帰る。この日義妹より双眼鏡を貰う。良人の勤めるオリンパス製のものにて、特に用途も思い浮かばず貰って来るが、書斎に置いて思わぬ利点を発見する。天井まで届く書棚の上の方に並んだ本の、特に文庫本などの背の書名が、今まで踏み台に乗って近づかなくては読みとれなかったのが、双眼鏡を使うと机に居ながらにはっきりと読めるのである。これで本探しがだいぶ楽になるし、暇なときに巡回して忘れかけていた本を思い出して手に取るようなこともあろうかと思う。かよちゃんサンキューである。