銅駝と難波

十月三十日(水)晴
早めに家を出で新幹線にて京都へ往く。時間があつたので旧京都舎密局跡地を訪ねる。現在は銅駝美術工藝高等學校にて壁面に由来を記す看板有り。遥かに明治の昔を偲んで鴨川沿ひを歩き、三条より京阪に乘り京橋で環状線に乘り換へて森之宮に至る。徒歩大阪城公園の一角を散策の後難波宮跡まで歩き、大阪城天守閣を遠望する大極殿上より遥かに大和朝廷時代を憶ひ見る。矢張り関西は歴史の重みが違ふ。午後用談を済ませ、大阪驛より京都に戻り、烏丸御池に近いホテルに投宿。食事に出て蕎麦を食して部屋に戻る。一人だとそとで旨いものを食べたり酒を飲むといふことは殆どない。部屋で日本シリーズを観戦。樂天惜敗。
舎密局
銅駝美術工藝高校
難波宮大極殿