夢解き

十一月二十日(木)陰後雨
昨日より風邪氣味となり此の日午後早退して家で安静に過ごす。
先日の夢を何故見たか思ひ當る節があつた。暫く前にAちやんと話してゐる時綾瀬はるかの話題が出て、余が可愛くて好きだといふとAちやんは可愛いとは思はないと言つた。其の事が余にはずつと頭の片隅に引掛かかつてゐたやうだ。
然るに先日ネツトで十代の頃の綾瀬はるかのグラビア寫眞を見たのだが、それが吃驚する程小さな下着をつけた裸體に近い姿であった。其の時余は若い肢体を欲情を以て眺めてゐた事を、此の前の夢について記した後に思ひ出したのである。恐らく、其の二つが合成されて、綾瀬はるかがAちやんとなつて夢に現れ出たものであらう。さう考へれば何の不思議もない、夢の文法に從つただけの凡庸な夢に過ぎないといふことにならう。