書店

 

 暑い中横浜に出て、コンタクトレンズを購う。消費税還元の期限が迫り、また誕生月の割引が重なって安く買える最後のチャンスだったからである。その後久しぶりに新刊書店を覗く。義父より図書カードを貰ったので、それを使って何か買おうと思ったのだが、驚くほど読みたい本がない。自分の興味関心の幅が狭くなっていることもあるのだろうが、品揃えもかなりひどい。歴史や思想、文学の専門的な本はほとんどないし、海外文学も読みたいものを見つけることが出来なかった。横浜駅周辺の書店はほぼ同様の惨状であり、これなら藤沢のジュンク堂有隣堂の方がよほどマシである。仕方がないので、講談社学術文庫二冊と、新潮文庫の『絶滅危惧職、講談師を生きる』を買った。新潮文庫は帰りの電車で読み始め、帰宅後も続けて読了。神田松之丞のインタビューをもとに構成したもので、単行本の内容に真打昇進と伯山襲名が決まってからの内容が足されたものである。伯山がどんな感じの人なのかよくわかる本である。ユーチューブで講談も幾つか聞いた。それなりに面白いが、何故か浪曲が久しぶりに聞きたくなった。伯山のラジオもユーチューブで聞いてみたが、期待したほど面白くはなかった。